在宅酸素療法が必要な人は?
全ての人は酸素が無いと生存できません。私たちの細胞は食物から得る栄養と酸素により機能するために必要なエネルギーを生成します。私たちが呼吸する空気には約21%の酸素が含まれています。
在宅酸素療法
酸素療法とは濃縮された酸素を吸入して、重度の低酸素血症(血液中の酸素不足)を是正することです。 低酸素血症は、次の場合に重症になります:
- 動脈血酸素圧(PaO2)が55mmHg未満
- または動脈血酸素圧(PaO2)は55〜60 mm Hgかつ、心臓の合併症に関連している
体が酸素不足となる原因の条件を以下に示します。また、健康で活動的な状態を維持するには、「余分な」酸素が必要になる場合があります。
慢性気管支炎 | 肺の限られた気流と炎症を起こした気道は、過剰な粘液を生成し、咳と息切れを引き起こす可能性があります。 喫煙が最も一般的な原因です。 |
肺気腫 | 肺胞に損傷を与えます。肺胞が大きくなり酸素と二酸化炭素が肺に出入りして血流に入ることができなくなります。 主に息切れを引き起こす長期進行性疾患です。 |
神経 | 筋肉機能を損なう可能性のある多くの病気を含む広義の用語。横隔膜の信号とその適切な機能が妨げられ、呼吸困難を引き起こす可能性があります。 |
心臓の病気 | 肺との血液の輸送を妨げ、呼吸困難になる可能性があります。 |
十分な酸素なくしてできることには限度があり、酸素療法はOQLの改善になります。
COPDは最も一般的な在宅酸素療法を行う肺疾患です。
在宅酸素療法を開始するには?
バイタルエア・ジャパンは、在宅酸素療法を開始される最初から患者様に寄り添い、機器の使用方法、保守、および衛生と安全基準に関してご説明いたします。
- 私たちは患者様が治療を開始するための準備をおこないます。
- 私たちは退院された患者様にご自宅で使用するための機器の導入をおこないます。
- 私たちは患者様とそのご家族が安心して治療を行って頂くために、ご不明点などにお答えします。
私たちのゴールは、患者様の懸念を取り除き、安心して酸素療法を行っていただくことです。
酸素療法とは?
酸素療法を行う機器は3種類あります:
- 設置型酸素濃縮器
- 酸素ボンベ
- 液体酸素装置
酸素濃縮器は、空気をろ過して酸素だけを取り出す機器です。酸素ボンベには、大量のガスを保持するために加圧された酸素が含まれています。
どの機器を使用する場合にも、通常柔らかいプラスチックチューブ(カニューレ)を介して鼻に酸素が送られます。設置型酸素濃縮器の場合、装置に接続したまま移動できる延長チューブがあります。 チューブにより一日を通して必要とする余分な酸素が提供されます。